『日記』で自分の記録を残そう!継続のコツ6選

お役立ち情報

 一念発起してなにかを始める時、「最初はやる気に満ちていたのに、いつの間にかやらなくなった」なんて経験はありませんか? 私のように、やる気が持続しないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。そんな時には、つけていた日記を見返すことで続ける気力が湧いてきます。今までの努力が確認できるし、初心を思い出せるからです。

 でも、そもそも日記を続けるのが大変じゃないですか? 私も今まで何度も、挑戦しては、挫折して、を繰り返してきました。そんな、めんどくさがりで優柔不断な私でも、日記を続けられる方法を見つけましたのでご紹介します!

何のために日記を書くのか【メリット】

 日記を続けるために最も大切なのは、「何のために日記を書くのか」をはっきりさせることです。

 始めるきっかけや書く内容は人それぞれですが、日記は「自分の行動・思考・感情を振り返る」ことができる、というのが一番のメリットであり目的になる、と考えます。なので、「何を振り返るために、何を記録するのか」をしっかり決めて書くことが大切です。

 とくに「自分が今どういう感情なのか」は言葉にして初めて自覚することが多いんです。日記をつければ、自分についての新しい気付きがあるかもしれませんね!

その他にも、日記には以下のメリットがあります。

日記のメリット

  • 頭の中を整理して言葉に変換する「言語化能力」が鍛えられる
  • 1日を思い出すことで、「記憶力」が向上する
  • 自分の行動や思考・感情を振り返ることで、「客観的に自己分析」できる
  • 感情を文章にして吐き出すことで「ストレス発散」になる
  • 良かったことを書こうと意識すると、今まで気づかなかった「ささやかな幸せ」に気づく
  • 過去を「記録」として読み返すことができる

「めんどう」だから続かない

 日記の目的やメリットがわかっていても、忙しくて書き忘れることもあるし、気分が乗らないこともあるし、時間が経てばモチベーションも下がります。

 だって、日記を書くには時間がかかるし、疲れた頭では書く内容を考えるのが大変です。では、どうしたら、この「めんどう」な日記を続けられるんでしょうか。

コツ① まず始める、完璧じゃなくてOK!

 書き始めてしまえば案外書けるものなんですが、その「始める」にたどり着かないって経験ありませんか。

 これは自分の中で日記が「めんどう」だと思い込んでいる状態です。私もそうなんですがいわゆる「完璧主義」の人は、自分でハードルを上げてその通りにやろうとするあまり、できなかったときに自分を責めてしまい、だんだん「めんどう」だという思い込みが強くなっていきます。

 書くことが思いつかない日は、素直に「思いつかない」と書けば大丈夫です。あとから見返せば「ああ、この頃は疲れてたんだな」ということがわかる記録になります。

 完璧にやらなくてもいいと理解したら、あとは「1行でもいいからとにかく書く」だけです。まずは日記を書くことに慣れるところから始めましょう。

コツ② すぐに書けるよう準備しておこう

 日記を書こうと思ったときに、すぐに書き始められる状態にしておくことが大切です。人間は取り掛かるまでに時間がかかる事を先延ばしにするそうです。思い立ってから日記を書き始めるまでの時間が短いほど、継続しやすいといえるでしょう。

 私のおすすめは、日記アプリです。ホーム画面の押しやすいところにアプリを置けば、思い立ってから5秒で日記が書き始められます。いつでもどこでも書くことができるので、メモ代わりに思いついたことをその場で日記に書くという使い方もできます。

コツ③ 「書き始めるためのスイッチ」をつくろう

 日記を書くことに慣れないうちは、とにかく忘れます。寝る前に思い出せればまだいいですが、翌日に「あ、日記書いてないや」と気づくこともザラです。これが数日続いて、真っ白な日記帳を見ればやる気もゼロですね。

 これを防ぐために、日記をすでに毎日行っているルーティーンの中に組み込むことがおすすめです。例えば、「歯を磨いた後に日記を書く」とか「朝食の前に日記を書く」などですね。日記を書くのは朝でも夜でも大丈夫なので、いろいろ試して自分に合った方法を探すのが良いと思います。

 書く時間を決めておのもよい方法です。私はスマホを使って、毎日20時になると通知が来るようにリマインダー設定しています。

 それでも忘れてしまったら思い出した時に書けば大丈夫です。出来事を思い出せなければ、「忘れた理由はなぜ」とか、「今日こそ忘れないようにしよう」なんて決意表明でも書いておきましょう。後から見返した時にきっと役立ちます。

 また、毎日書かないといけないなんてルールはありません。私は何日か空いてしまっても、再開できたら「日記を再開してえらい!」とか書いています。

コツ④ 『日記テンプレート』を作成!

 はじめに書いた通り、日記は自分の記録であり、読み返すことで真価を発揮します。おすすめしたいのは、『日記テンプレート』をつくることです。

『日記テンプレート』メリットとおすすめの項目

 『日記テンプレート』のメリットは以下の通りです。

  • 埋めるだけで日記が完成するので、時短になる
  • 目的にあった記録ができ、書き忘れが減る
  • 読み返した時に、どこに何が書いてあるかわかりやすい

 私はテンプレートが作成できる日記アプリを使っています。紙に書きたい方は、Excelなどで作成して印刷しておくとよいと思います。「日記 テンプレート」で検索すればいろいろな人の作ったテンプレートがダウンロードできるサイトもありますが、自分の目的に合わせてカスタマイズするのがおすすめです。

では、テンプレートにおすすめの項目を紹介します。

ToDoリストに〇×で回答

 毎日やりたいことや頑張りたいことをリスト化しておいて、テンプレートに書いておきます。できたことは〇できなかったことは×を記入します。私は朝活をやっているので、その計画をリストにして、以下のように記録しています。

  • ランニング 〇
  • 瞑想 ×
  • 筋トレ 〇
  • 勉強 ×
  • 読書 〇
自分の状態(食事、睡眠、モチベーション)

 今の自分の状態を知るために、食事(量、質)、睡眠(量、質)、体の状態、モチベーションを記録します。私は5段階で【1:悪い、2:やや悪い、3:普通、4:やや良い、5:良い】と評価しています。

  • 食事量 1
  • 食事質 4
  • 睡眠量 2
  • 睡眠質 3
  • 体の状態 3
  • モチベーション 5

 実はこれ、私の好きなテニス漫画「ベイビーステップ」でアメリカのテニスクラブでの練習法として描かれていたものを真似しています。漫画では、これを朝記入することで、1日の過ごし方の参考として活用していました。

食べたもの

 ダイエットや体づくりをしている方は、摂取カロリーを把握するために食べたものを記録していますよね。これも日記に書いてしまえば別の記録をつくる必要がなくなります。

 私の場合は自炊の記録として作ったものを書くようにしています。

「喜怒哀楽」の感情にフォーカス

 その日あった出来事を「自分がどんな感情をもったか」という視点で書いていきます。感情は時間が経つと薄れていくものです。日記に書いておけば読み返した時に、「この時の自分はこんなことを思っていたんだ!」と驚くことでしょう。

 また、悲しいことや怒りの感情を言葉にすると、頭が整理されてストレス発散になりますよ。

良かったこと

 いわゆるポジティブシンキングです。良かったことを思い出すとポジティブな気持ちになります。「良かったことを日記に書こう!」と意識して1日を過ごせば、人や物事の良い面を見つけるのが上手になりそうですね!

人に感謝したこと

 自分だけではなく、関わる人にフォーカスするのもおすすめです。些細なことでも人にしてもらってうれしかったことを記録しておきます。すると、忘れることなく恩返しができますし、真似をすることで他の人を喜ばせることができるようになれば、よい人間関係が築けるようになりますね。

明日・今日のスケジュールや意気込み

 これは記録ではなく計画になります。やることを整理しておけば、スムーズにタスクがこなせます。1日が終わった後に見返すことで、できたこと、できなかったことがはっきりするので改善に役立ちます。

日記にタイトルをつけよう

 タイトルをつけておけば、読み返した時に見たいページが探しやすいですよ。

みぎひとの『日記テンプレート』

 参考までに私の日記テンプレートを載せておきます。私が日記を書く目的は、①朝活と自炊の記録、②自分の感情を振り返ること、③人に感謝の気持ちをもつこと、の3つです。

タイトル

自分の状態

  • 睡眠量
  • 睡眠質
  • 食事量
  • 食事質
  •  朝食メニュー
  •  昼食メニュー
  •  夕食メニュー
  • 体の状態
  • モチベーション

朝活

  • 筋トレ
  • 有酸素
  • 瞑想
  • 読んだ本や勉強内容と学んだこと

出来事と喜怒哀楽

人に感謝したこと、人のためにしたこと

 私は朝と夜の2回日記アプリを開くようにしています。朝は出社前に自分の状態と朝活の内容を、夜は、食事メニュー、出来事、人に感謝したことの欄を書いています。書き忘れてしまったときは、次に開いたときに簡単にコメントを残しています。

 正直、書くこと多くて大変だなと思う日もあるので、そんな時は〇×だけつけて終わりすることもあります。テンプレートは自分が無理なく続けられるものにすることが大切です。

コツ⑤ 日記アプリがおすすめ!【メリット・デメリットあり】

 私は、日記アプリを使って日記を書くことをおすすめします。

メリット

  • いつでもどこでも書ける
  • オリジナルテンプレートが作成でき、更新もしやすい
  • 書ける文字数が多い
  • 間違えても書き直しやすい
  • 写真が貼れる
  • 読み返すときに日付で検索できる
  • 読み返すときにキーワードで検索ができる

デメリット

  • データが増えると保存にお金がかかる
  • スマホからの誘惑が多くて気が散りやすい

 メリットが多いですが、無視できないデメリットもあります。

 多くの日記アプリは基本無料ですが、データをクラウド上に保存するため一定容量以上で月額課金が必要です。ただ、最初は無料で使えますので気軽に始められますし、課金が必要なほど日記が続けば、金額以上の大切な財産になっていると思いますので、損はないと考えています。

 私の使っている「10年日記」では無料会員は1GBまで、月額120円のVIP会員は200GBまで、保存可能です。現在90日分の日記と写真十数枚を保存していますが、合計3MB程度です。1GBは1024MBですから、課金が必要になるのはかなり先になりそうですね。

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 また、スマホを使うので、SNSなどの誘惑に打ち勝って日記を書く必要があります。私は20時に日記アプリから通知が来るように設定し、同時にスマホのナイトモードを作動させることで、他のアプリからの通知を切る設定をしています。ナイトモードは画面のブルーライトをカットすることもできるので、夜寝る前に日記を書きたい方にも安心です。

コツ⑥ 定期的に読み返そう

 生活の中で何かに行き詰ったときや、節目のタイミングで日記を読み返してみましょう。昔の気持ちを思い出すかもしれませんし、時間をおいて昔を振り返ることで新しい気付きがあるかもしれません。日記を続けられていること自体も自信になりますよ。

 私の使っている日記アプリ「10年日記」には、1年前の同じ日の日記を表示する機能もあります。まだ使い始めて1年経っていませんが、1年後には「あれから1年たったんだ」「昨年の自分はこんなことをしていたんだ」と感じているんじゃないかな、とか考えながら日記を書いています。

まずはやってみよう!

 どんなことでも、継続するには「やらなきゃ」ではなく「やりたい」という気持ちが必要です。まずは、無理なくできる範囲からやってみましょう。日記の最大の効果は、読み返した時に初めて実感できるものです。効果が実感できたら、「次はこんなことも書いてみたい!」と思えるようになります。

 まずは、毎日1行、1週間に1回、書きたいことがある日だけ書くでも大丈夫です。日記をやってみようと思ったら、いつから始めようかと考える前に、今すぐアプリをインストールして、まず書いてみましょう!

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