こんにちは、みぎひとです。5月も終わりに近づいた今日この頃、山では鮮やかな緑が夏の訪れを感じさせてくれます。
今回は埼玉秩父三山の一つ「武甲山(1304m)」まで足を運びました。山頂にある御嶽神社の表参道入口となる一ノ鳥居に車を止め(駐車場25台)山を周回して戻ってくる計画です。石灰岩の産地らしく、登山口までの道中では、大きな石灰工場を眺めることもできます。
登山開始!
上りの「大杉の広場」を通るルートは道もわかりやすく、人気の山ということもありたくさんの人が歩いているので迷うことはありませんでした。木漏れ日を感じながら気持ちよく登山ができました。
山頂には色づく季節を間違えたのか季節外れの真っ赤な紅葉が! 御嶽神社でお参りをして先に進むと、三角点のある展望台から秩父の町が一望できます!
シラジクボ側から下山、道中迷子になる。
山頂で昼食後、下山はシラジクボを通るルートで一ノ鳥居に戻る予定でした。登りと違って道が細いところはあったものの、ややスリルを感じながらも順調に進んでいきました。
ところが、一緒に登った友達との会話に夢中になっていたのがまずかった。道が崩落してなくなっているではありませんか。あわてて地図を開くと、道を外れて30分くらい歩いていたみたいです。(写真を撮っている心の余裕はありませんでした。)
本来であれば、迷ったことに気づいた時点で引き返すのがセオリー。しかし、地図上でも一応道は表示されているし崩落を避ければ先の道には行けそう・・・と思い、乗り越えて先に進みました。
後で調べたところ、私が通ったのは崩落しており危険なため使われていない作業用林道だったようです。道は整備されていた為、気づくことができませんでした。
しかし、さらに10分くらい歩くと、また道が崩れている・・・そこも乗り越えて先に進むと、地図に表示されているところに道がない!
この時は本当に焦りました。地図よりも北側の川沿いには道らしきものがあったのですが、地図と違うということが怖かったので、道を探して15分くらいさ迷いました。しかし、どこにも道らしきものはない。
ということは・・・地図が間違っているのでは?と考えて川沿いの道を進むことにしました。まだ14:30で最悪引き返せしても日没までには戻れることと、道自体はわかりやすく引き返すことも難しくないと考えた故の判断です。
結果的にはそこが正しい道でした。道中は倒木と崩落でかなり危険な状態ではありましたが、何とか乗り越え、無事に山道に戻ることができました。
他の登山者の方が見えたときは本当に安心しました。作業用林道の入り口には「危険立ち入り禁止」の看板が。本当に危険なので皆さんは誤って入らないようにご注意ください。
無事下山。疲れを癒しに武甲温泉へ!
予定より30分ほど遅くなりましたが、2人とも怪我なく下山できて本当に良かった!お互いの無事を祝いつつ、疲れを癒しに車で15分ほどのところにある武甲温泉へ。
炭酸泉やサウナもあり、良いお風呂でした!
【まとめ】油断は禁物!山を舐めてはいけない。
ここまでしっかり道に迷ったのは初めてでした。人が多い山だから大丈夫!自分は気を付けているから大丈夫!という過信があったのは否めません。実は低い山や有名な山でも遭難する人はかなり多いそうです。
私は今回、初の遭難体験をして道がわからなくなる恐怖、山の怖さが身に沁みました。
また、スマホのGPSと地図アプリにかなり助けれらました。もしあの状態でスマホの電池がなくなったらと思うと絶望です。遭難に備えて、モバイルバッテリーやヘッドライトといった非常用の装備を忘れずに持っていくことが大切です。また、山に登ることを誰かに伝えておくこと、事前に登山計画書を提出することもお忘れないよう。
もしもの時にもしっかりと備えて、これからも楽しい山ライフを続けていきたいと思います。
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